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ネタは放り投げるもの

中の人:どもどもー毎度おなじみ中の人ですよー
中の人:ネタがありすぎてどれからネタにしようかと思ってたら時間が経ちすぎてました(

中の人:今回に関してはPSO2要素ゼロ、雑記部類に分類されます、まぁ雑記とは言っても拙い創作なんですがね
続きは追記で、読む気なんてないよって人はそのままブラウザバックでw
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[ 2014/11/13 07:42 ] 雑記+その他 | TB(0) | CM(0)

白犬商店の日常(文章カテゴリー:駄文)

 というわけで宣言どおり白犬商店の日常を書いてみました←
相変わらず駄文なのはご愛嬌ということで・・・
 
 ここは人の世から一線を博した人ならざるものが暮らす集落、その中に一軒の商店があった。店の名は『白犬商店』。
 店主は白い頭髪の犬耳の少女、店内を切り盛りするのは様々なイヌ科の獣人たち――銀髪と金髪の夫婦狐、青髪の氷狼、艶やかな黒髪を持つ狐の少女――
 白犬商店には毎日のように商品購入目的の客や依頼を持ち込む客、ごく稀にだが人の世からの来訪客に及ぶ多岐にわたる来客がある。
 始業は辰半刻、終業は亥の刻――現在で言う午前八時~午後九時――の間。
 この物語は白犬商店に持ち込まれる様々な珍事件や彼女たちの日常を描く物語である。
第一話 白犬商店の日常

「さて、今日も一日仕事に精を出すとするかの」
 白犬商店開店の一時間前、黒髪の少女が背伸びをしながら、古めかしい言葉で声を発する。
彼女の名は水月柚葉。妖狐の一種、玄狐(黒狐)である。朝の日差しを浴びて、彼女の吸い込まれそうな黒髪が妖艶な雰囲気を醸し出す。
「しかし、わっちの方が早く起きたということは、彼奴はまた寝坊かや……もう少し店主としての自覚を持って欲しいのじゃが」
 柚葉はヤレヤレという表情を顔に浮かべ、ため息を吐くと店主の少女を起こすために店内へと戻っていく。
 白犬商店は一階部分が店舗、二階部分が居住空間という二階建ての一軒家である。
 居住空間最奥の部屋の扉をノックしながら紫穂は室内で眠っているであろう店主の少女に声を掛ける。
 「ほれ、紫絵いつまで眠っているつもりじゃ、後一時間で開店じゃというのに開店準備もできぬではないか」
 いくら声を掛けても部屋の主は反応しない、それほど熟睡しているのだろう。紫穂は内心やむおえまいと自身を納得させ、部屋の扉を壊れるほどの勢いで蹴りあける。
 蹴りあけた室内、窓から差し込む日差しが眩しいが、それを忘れさせるような透き通るような白い髪の少女がベッドの上で少し笑みを浮かべたような表情で眠っていた。
 幸せそうな表情を浮かべて眠っている少女の名は朧月紫絵、白犬の一族である。
 そんな紫絵を見て少し羨ましげな表情を浮かべる柚葉だが、本来の目的を果たすべく眠っている紫絵に歩み寄る。
「朝だぞ紫絵、いい加減に起きないと主の朝食は抜きにしてしまうぞ」
 柚葉の起こし方はまるで脅しの様な台詞だった。朝食抜きはさぞ恐ろしいのか朝食抜きという言葉が聞こえた次点で、ベットで眠っていた少女は物凄い勢いで飛び起きる。
「やっと起きたかや……全く御主はいい加減に店主としての自覚を持つ必要があるのではないか」
「うー……柚葉の意地悪……朝くらいゆっくり寝てても良いじゃない」
 紫絵は寝ぼけ眼を擦りながら柚葉に対しての愚痴を言う。寝起きの仕草も相まって儚げな人形の様な雰囲気を漂わせながら。
「お主はまったく……白犬商店は、お主が始めると言って始めた商店であろう。店舗主の名は紫絵、お主なのは判っておるよな」
 寝惚けてる紫絵に対して、軽い説教交じりの言葉を投げかける柚葉。しかし、寝起きの相手にそのまま続けれる訳も無く、苦虫を噛み潰したかのような表情を浮かべる。
「まあよい、わっちもまだ朝食を済ませておらんからな。手早く済ませて開店準備に取り掛かるとしよう」
 返事の確認もせず部屋から出て行く柚葉、それを送るかのように紫穂からr気の抜けた返事が返ってくると柚葉はヤレヤレという顔をしながらため息を吐くばかりだった。

追記でコメ返
[ 2014/08/16 18:40 ] 雑記+その他 | TB(0) | CM(0)

コピペだけど、小説っぽいものを更新(前のとはまた別

「暇だな」
 開け放たれた窓から吹き込む肌をくすぐる秋風を感じながら俺――狗月秋耶は呟いた。
「こういう日に限って何か事件が起きるんだよな……まあ俺には関係ない話か」
 渇いた笑いを挙げている時だった。不意にインターホンが鳴らされ続いて「狗月さんお届け物です」と威勢のよい声が聞こえてくる。
「親父が通販でもしたのかねぇ……」
 俺はそういうと引出しにある印鑑を取り出すと玄関へ向かった。
「ここにサインするか印鑑を押してください」
 運搬車の車体に白い熊の描かれた宅配業者は言う。
「はい、宅配ご苦労様です」
 俺は印鑑を押し荷物を受け取ると業務的な言葉を口にする。
「ありがとうございました」
 業者はそう言うと駆け足で走り去っていく。それを見送った後に俺は受け取った荷物に目をやる。やや大きめの箱に入って送られてきた割には中に入っているものが軽い……そう、ありえないくらいに軽いのだ。さらに送り主の所には記入がなく、届け主の所には俺の名前と家の住所が書かれているだけだった。
「俺宛の荷物? 何も通販した覚えないんだが……」
 疑問に思いつつもリビングへその荷物を持っていく。
「さて、とりあえず開けてみるか」
 特に密封されていたわけでも無かったため俺はカッターナイフで封をしていたガムテープを切って中を見た。
「火ばさみ……と手紙?」
 箱の中には何の変哲もない火ばさみと手紙が一通入っていた。俺は手紙に手を伸ばすとないように目を通し始めた。
「なになに、この手紙を読んだ方へ……あなたが手にした火ばさみで私たちの世界を救ってください、その火ばさみを二度打ち鳴らすと私たちの世界へ次元転移ができます……って冗談だろ、こんな変哲のない火ばさみが次元転移装置なわけないしな」
 俺は試しに火ばさみを二度打ち鳴らしてみる。しかしカンカンという金属音だけが虚しく響いただけだった。
「ほら何も起きないじゃないか、誰がそんな冗談を信じるかって話だよな」
 そう言った瞬間視界が暗転し、そこで俺の意識は一瞬途切れた。
「ん……ここは……?」
 目を覚ました俺は辺りを見回す。そこは普段住んでいる見慣れた家の風景ではなく、閑散とした不毛の大地が広がっている世界だった。
「なんだよ……これ、まさか本当に火ばさみで次元転移したのか」
 俺は側に転がっている火ばさみを見た。火ばさみは淡い光を放ち、さも空間転移をしましたと言いたげな雰囲気を醸し出している。
「おいおい、マジかよ……」
 俺は遠くに見える土煙が目に入った。どうやら戦争の様だが何か様子が違う。ミサイルや戦車の砲弾は飛び交っておらず、代わりにレーザーなど長距離攻撃兵器の攻撃が飛び交っていた。
「とりあえず、俺がここに召還された理由はこの戦争に参加しろって事だな……だがこの火ばさみで出来るのか? とりあえず悩んでも仕方がない。火ばさみよ送り主の所へ届けてくれるか」
 ダメ元で火ばさみに命令してみる。本来の火ばさみならば付いていない機能だが次元転移したこの火ばさみなら出来るような気がしたからだ。
「ALL RIGHT」と火ばさみから音声が聞こえ、俺の身体は空間に吸い込まれて行った。
「ここは、司令室か?」
 転移した先は天幕の張られた建物の一室だった。
「やっと来てくれましたね……」
 不意に掛けられた声に俺は振り向く。そこには俺と変わらないくらいの女の子が立っていた。
「あんたは誰だ……そしてこの世界は何なんだ?」
 俺の問いに少女は口を開くと答え始める。
「まず私の名前はセイル、あなたをこの世界に呼んだ張本人です。そしてこの世界はあなた達が科学と呼んでいるものが発展した世界です……しかし行き過ぎたものはいずれ滅びる。今のこの世界の現状も科学の進歩が引き起こしたものなのです」
 セイルと名乗った少女は目を閉じる。
「大体は把握できたが、ひとつだけ理解できないことがある。君たちが戦ってる相手は誰なんだ」
 俺は、セイルに対して質問を投げかけてみる。
「私たちの敵は科学者たちの連合で、彼らは科学力を武器に転用して科学を否定する人たちを虐げているのです。例えばあなたが手にしている火ばさみ、それも彼らが開発した武器なのです。普通の火ばさみには転移機能は付いてませんよね、他にもレーザガンやビームサーベルの様に扱うことも可能なのです。ですがそれを奪ってきた者たちはもう……」
 セイルは唇をかみ締め言う。
「なるほど、つまり俺がこの火ばさみを駆使して敵と戦えばいい訳だな」
「そうなりますね、彼らのレーザー兵器にはその火ばさみでしか応戦できませんから」
「とりあえず、火ばさみの使い方を教えてくれ」
 その後、俺はセイルから火ばさみの使い方を教えてもらった。転移したときと同じ要領で一度打ち鳴らすと火ばさみの先端からレーザーが発生する仕組みになっているらしく、火ばさみを広げるとレーザーガンやブーメラン、双刃の武器として、普通に持つとサーベルとして利用できることが判った。
「とりあえず、初陣だな」
「手始めに、比較的戦闘の穏やかな区域に転移してください」
「了解した」
 俺は火ばさみを二度打ち鳴らす。再び俺の身体は空間に吸い込まれていった。
「戦闘が穏やかとはよく言ったものだぜ……」
 俺は転移先を見渡しながらそう呟くしか無かった。見渡す限り屍の山が築かれており地獄といっても過言ではない風景だった。
「いや、確かに穏やかなのかもしれないな……死人が多ければ戦闘は起こらない」
 俺が呟いたときだった。
「敵発見、直ちに排除します」
 背後から声が聞こえてくる。
「敵かっ」
 俺は振り向きざまに火ばさみを一度打ち鳴らし武器を出現させ背後を見る。そこにはレーザーガンを構えた相手が5人立っていた。
「照準、敵頭部……」
 レーザーガンからレーザーが発射されそうな時だった。どこからか狙撃音が聞こえレーザーガンを発射しようとしていた敵が吹き飛ぶ。
「少年、助太刀するぞ」
 廃墟の陰から西部劇に出てくるような出で立ちの男が出てくる。手にはショットガンを携えており俺は一目でさっきの狙撃がこの男によるものだと察した。
「あんたは?」
「詳しい話は後だぞ少年、先に敵を片づけるのを優先しなければ」
「それもそうだな」
 俺はそういうと火ばさみの足を最大まで広げ双刃の武器へと形態を変え相手に突撃する。
「敵の攻勢が激しい……これより防御モードに切り替える」
 敵はそういうと身体構造を変化させていく。普通の人間と同じ体型だった身体は膨れ上がり、腕は広がりまるで盾のようになる。
「少年、あのモードはなかなかに手強い。どう戦うつもりだ」
 男はそう尋ねてくる。
「一応さっきと同じで切り込んで叩いてみようかと思うんだが」
 俺はそう答える。
「ふむ、生半可な武器だと大変だが幸い少年の手にしている火ばさみは我らが同志が手に入れてきたものだな」
「そう、だから大丈夫かと思うんだが」
「解った、少年の援護に徹底しよう」
「恩に着るぜ」
 俺はそういうと敵に向けて駆けると火ばさみを振り回し戦う。男も後方から銃で上手く攻撃の隙を作ってくれる。
「これで最後だっ」
 俺は火ばさみで敵の胸元を突く。敵は声も発さず動かなくなった。
「少年なかなかにやるな」
「あんたほどじゃない、で戦ってる時の質問だがあんたは誰なんだ」
 俺は問いを元に戻した。それに対し男は答えだす。
「俺の名前はシグス、ここらへん一帯を統治してるレジスタンスのリーダーだ」
「なるほど、だからこの火ばさみの事も知っていたわけだな」
「ああ、その火ばさみはこの町にある敵の補給拠点から奪い取ってきたものなんだ」
 シグスはそう言った。
「補給拠点を落としたら戦況は有利になる……か」
 俺はゲームで培った知識を口に出してみる。
「少年、それは本気で言ってるのか?」
 シグスは驚きで目を丸くしそう言った。
「本気もなにもそれが戦略の鉄則というものじゃないのか」
「いや、まだそんなことを言う勇士が残っていたのかと思ってな……いや少年が居れば逆に士気は上がるだろうな。とりあえず私たちの拠点に来るといい、歓迎しよう」
 そうシグスは笑いながら言った。
 廃墟の奥にあるレジスタンスの拠点についた俺は司令室で俺とシグスは拠点攻めの案を話し合っていた。
「拠点の門は東西南北の四か所にある。さらに南は防御が固く容易に攻めることができないそれ以外も並大抵の兵力では無理だろう」
「なるほど、戦力の分散は不可能という事だろ……夜襲したら行けるんじゃないか?」
「その方法があったか」
 「夜襲が決まれば、すぐ準備に取り掛かろう」
「いつ決行する気だ?」
「今宵だよ」
 シグスは笑いながらそう言う。
「まさか夜襲の策が当たるとは思わなかったぜ」
 俺は苦笑しながらそう呟いた。夜襲を決めたシグスは昼間の内に武器や戦力など必要なものを全部整えたからだ
「少年、まずは拠点門を開こう私たちが後方から支援する」
「了解した」
 俺はそういうと火ばさみを打ち鳴らし武器を展開すると足音を殺し拠点門に近づいていく。
「て、敵襲」
「一生寝てろっ」
 俺は門番を一太刀の元に切り捨てると門を開放する。
「少年、第一関門は突破した。一気に駆けるぞ」
 シグスと俺たちは駆けだす。敷地内には門の解放を知らせる警報音が鳴り響いていた。
「いたぞ、追えっ」
 俺たちは廊下を駆けながら現れる敵を倒しながら進む。暫くすると急に開けた場所に出た。
「嘘……だろ」
 拠点の中央であろう部屋に出た俺たちは驚愕した。もっとも多いと思っていた中央の部屋は殆ど居なかった。いや居るのは居たが殺されていたのだ……そう一人も残らず。
「いけませんねぇ……門を破るくらいならばいいですがここまで攻めてくるのは」
「誰だっ!」
 俺は声の主を探して叫ぶ。すると目の前に白衣が下りてきた。
「私の名はフィフィス、またの名をクレイジーサイエンティスト・フィフィス、ここの拠点を任されている拠点長ですよぉ。そこで屍になっている無能たちは私が処分しておきました」
 狂気ともいえる殺気を放つフィフィス。手にはハンガーを携えていた。
「なるほど……お前を倒せば拠点は落とせるわけだ」
「あなたに私が倒せますかねぇぇ」
 そういうとフィフィスはハンガーを上に投げる。降ってきたハンガーは折りたたまれフィフィスの手に収まった。
「そうかよ……なら全力でやらせて貰おうか」
 俺は携えてた火ばさみを打ち鳴らし刃を出現させると足を延ばし双刃の武器にして構える。するとフィフィスは高笑いを始めこういった。
「なんという偶然……なんという幸運……盗み出されていたアーフィクス・ルーティンが私の元に帰ってきた……心が変わりましたよぉ、あなたを殺すだけでなくバラバラにして骨の髄まで解剖してあげましょうっ」
 フィフィスはそういうとハンガーから青白い刃を出現させ切りかかってくる。それを俺はレーザーで出来た刃で受け止める。火花が散りつばぜり合いとなる。
「ぐっ……科学者の癖になんて力だよ」
「私の身体は科学的に強化してありますからねぇぇ、腕力は常人の倍はありますよぉ」
「そうかよっと」
 俺は刃を引く動作で薙ぐと火花が散ってお互いの間合いが離れる。さらに開いた間合いを一気に詰め刃を回し切りかかるが紙一重でかわされてしまう。
「危ないですねぇ、私が紙一重でかわすしかないとは良い太刀筋です」
「はっ、全力の一撃をかわしといてよく言うぜっ」
 不意に武器で切りかかるもフィフィスは難なく受け止める。逆にフィフィスが振る武器を俺は受け流す。そういう攻防が数時間に渡って続いた。そうなってくるとお互いの身体に刃が届くようになり致命傷までは至らないが身体に傷がつき始める。
「はぁ、はぁ……私をここまで追い詰めたのは貴方が初めてですよ……ですが私には程遠く及びませんっ」
 フィフィスはそういうと身体を変化させ始める。その時だった、不意に発砲音が響きフィフィスの身体が足から崩れ落ちる。
「私の足がぁぁぁぁ……許しませんよぉぉぉぉ」
「止めだよ、さよならだマッドサイエンティスト」
「まだ私は死ぬわけには……研究が……人体の解剖がぁぁぁぁ」
 俺の刃がフィフィスの胸を貫く。フィフィスは口から鮮血を流しながら地に倒れ伏した。
「これで……拠点は解放されるな」
 俺は上を向きながらそう言った。周りでは勝鬨の声が上がっていた。
*
「ありがとう」
 俺はレジスタンス本部でセイルにお礼を言われていた。フィフィスを倒した拠点からは科学者たちに対抗出来うる武器を手に入れ、更には製造工場を破壊することにも成功したからだ。
「それで、あんたたちは科学者と対等に戦えるんだな……この世界での俺の仕事は終わったも同じだな」
「元の世界に戻られるのですか?」
「ああ、そうさせてもらうよ」
「それでは来た時と同じく火ばさみを二度打ち鳴らしてください、私の力を付加して転送します」
「解放目指して頑張れよな」
「最後に貴方の名前を教えていただけませんか? 拠点解放の勇者として永遠に語り継ぎます」
「狗月秋耶だ」
「さよなら、秋耶……ご達者で」
 俺は火ばさみを二度打ち鳴らす。最後に祈りを捧げていたセイルの姿を目に焼き付けるとそこで意識が途切れる。
「んー……」
 俺は目を覚まして見回した家の風景に少し寂しさを覚えた。セイルたちの世界とは時間の進み方が違うのか家の時計では一時間程度しか経っていなかったからだ。
「何か不思議な夢を見てたみたいだな……」
 俺はフィフィスと切りあって身体にできた傷を眺めながらそう呟いた。

終わり
――あとがき
 時間もなく余裕もなくほぼ即興で仕上げたような初めて書くSF作品、いかがだったでしょうか?
 なんで火ばさみなのかといいますと、学校でキャンパスクリーンがありまして。その際火ばさみでゴミを集めていたら火ばさみでSF作品を書くんだろという話題になりまして……ほぼ即興ながらも火ばさみを使った作品を考えてみた次第です。
 まぁ即興だけ在ってキャラの名前もほぼ考えてないようなもので書いたためかなりグダグダしてますスイマセン
 謝ってばかりというのもあれなので、そろそろ締めます
 会誌を手に取って読んでいただいた皆様、そして俺みたいな即興作品を読んでくださった皆様、大変感謝しております。
[ 2014/01/02 11:33 ] 雑記+その他 | TB(0) | CM(0)

生存報告などなど

どうも、白狼です

昨日オフラインイベントありましたね、参加者の皆様お疲れ様でした
参加できなかった方も参加者の方から色々聞いて少しでもその楽しさが伝わればいいかなとは思っています

さてさて
肝心のオフラインイベントの流れとしては

OP

RED情報公開

アップデートの予定のロードマップ

質問コーナー

ユーザーで作るアイテム作成(ペット編)

ユーザーアンケート

ユーザーで作るアイテム作成(アバター編)

サーバー別クイズ大会

抽選会

って感じでした

写真は撮ってないですけど
サーバーを超えて一致団結する事はかなりいいことだと思いますwwww

まぁ生存報告兼ねてなので

REDアップデート(12/11予定)では
ドーンヴェール(マステリアのあるとこ)に新しいマップの追加
冒険家改変及び自由転職システムの追加
ドーンヴェールの新規マップで、新規コンテンツ交易の開始
交易で160装備が手に入るとかどうとか
140装備及び150装備の人が160装備に切り替える場合の強化簡略化で
強化能力の引き継ぎ
装備強化で伸びた分の能力値の引き継ぎ
装備強化で付いた星の数
この3個は引き継ぎ確定(?)だと思われます
細かいところは詰めてる途中だとかどうとか

つらつらと書き連ねるのもアレなので
詳しいことは
うに様のSilver Bulletを参照していただけると幸いです

まぁ堅苦しいのはここまでで

オフイベではリアル犬やってました(主に人を待ち合わせ場所まで回収するという意味で)
この程度ですかねーwww

追記でコメ返っ
[ 2013/12/02 08:31 ] 雑記+その他 | TB(0) | CM(0)

続編できました(ただのコピペは内緒)

第二話 援軍参戦

レオが書簡を出して一ヶ月が過ぎようとした頃。物見の者がシホの小屋に駆け込んで来た。
「何事?」
「シホ様、王国の騎士団と思われる一団が迫っています」
「まさか、レオが手引きしたの? いやそれはないはずだよね……レオがそんなことやる訳がない……でも、やっぱり本人に聞くしかないよね」
シホは呟き、小屋を出るとレオが生活している小屋へ走った。
「レオっ、騎士団が迫ってきてるらしいんだけど、何か知らない?」
「それ誰の情報だ?」
「物見してた人から聞いた」
「ああ、それじゃあ分からないだろうな」
「どういうこと?」
「騎士団の隊には、各隊長を象徴する旗印が与えられるんだ。俺で言ったら腰に佩いている刀を交差させたようなマークだな」
 レオは理解しやすいように、自分の隊を例に挙げて説明する。
「じゃあレオは軍団旗を見たら敵か味方かすぐ判るってこと?」
「そういうことだ」
「物見台に案内した方がいいかな?」
「そうしてくれるとありがたいが、一応武器は持ってきててくれないか? 敵だとその場で一戦交えないといけないからな」
「分かった、少し待っててね」
 シホは小屋へ武器を取りに戻っていく。その後ろ姿を見ながらレオは「まさかとは思うが、密書が国王にばれたか?」と小さく呟いた。
 数分後、白の衣を身に纏い、刀を持ったシホが帰ってきた。
「待たせた?」
「いやあんまり待ってないぜ」
「こっちだよ、付いてきて」
 シホは里を囲む防壁の上に在る物見台にレオを案内する。
「レオ、双眼鏡要る?」
「貰いたい、肉眼だとまだ全然確認できないからな」
 シホは物見から双眼鏡を借りると、レオに「はい」と手渡す。レオは受け取ると双眼鏡を覗き込んだ。
「やっと来たか」
 レオは双眼鏡から目を離すと、少し安堵した声で呟く。
「レオ、質問いい? あの軍勢は敵? それとも味方?」
「味方だぜ、それも王国に大打撃を与えれるような超強力な」
「ほんとにっ」
 レオの言葉にシホも喜びを隠せないようだ。
「ああ、旗に長剣が書いてるだろ」
 レオがシホに双眼鏡を手渡す。シホはそれを覗き込んだ。
「ホントだ、あの旗って誰の隊なの?」
「ーー長」
「レオ、もう一回言って?」
「騎士団長だ」
「それって国に大打撃って言わないよね? 騎士団ベスト1とベスト2が寝返りって」
 シホは物凄く呆れた声でレオにそう言った。
「とりあえず出迎えようぜ、絶対文句は言われるだろうが」
「うん、騎士団長の噂は聞いてるんだけど、どんな人かあってみたいし」
 レオとシホは里の入り口に在る門を開け放つと、援軍を出迎えた。
「よ、意外と遅かったなハヤト」
 レオは到着早々労いよりも先に憎まれ口を叩く。だがその口調は腹を立てていると言うより、ちょっかいのように聞こえた。
「そんなこと言っていいのかなぁ? 昔の恥ずかしいことそこのお嬢さんにでも言ってもいいんだよ?」
「わかった、わかったからそれだけは勘弁してくれ……」
 一瞬にしてレオの優位は失われ、代わりにハヤトという青年が優位に立っていた。
「レオ、昔話は後にしといてそこの彼女を紹介してくれない?」
「ああ、悪いな……彼女はシホ=ガルヴァ、人狼の一族を束ねる里長だ」
 レオは私に手を向け、ハヤトと呼ばれた青年に紹介する。
「貴女が人狼の長なのですか?」
「そうだ、私が人狼の長だ、驚いたか?」
「ええ、正直なところ驚きました。人狼の一族はとても猛々しく強い一族と聞き及んでいましたから、それを束ねているのが貴女みたいな少女だとは思ってもいませんでした。おっと、名乗りが遅れて申し訳ありません。私の名はハヤト=シール」
「それはお互い様だ、レオの昔馴染みということはそれなりに若いだろ。
その年で騎士団の最高地位に居るなんて、想像もしてなかった」
 シホもハヤトも若い年齢で里長や騎士団長という最高の地位についている為か、お互いがお互いの事を驚いたようだ。
「ハヤト、援軍メンバーは十人か?」
 レオは話題を援軍のことに切り替える。
「ああ、どこかの誰かさんが行方不明になってくれたおかげで城の警備が物凄く厳重になったからねぇ」
「ま、それも予想通りだな……とりあえず国王には申し訳ないが、反逆させてもらうとしようか」
「そうだね、最近国王の政治が暴政になってきて騎士団でも手に負えない状況なんだ……」
「暴政って……住みやすい国を作るって政治が簡単に変わることなんてありえるのか?」
「国王が新しい側近を迎えたことはレオも知ってるよね?」
「それはもちろんだろ……国王直々の勅命状は部隊長各位に届けられてるんだ、側近変更を知らないわけがないだろ」
「その側近のことを僕なりに調べてみたんだ」
「何か分かったか?」
「いいや、分かったことは名前だけだよ……」
「それだけ分かるのと分からないのは大きな違いだぜ……教えてくれないか?」
「だけど……」
 ハヤトは聞かせたくないのか言葉を濁らせる。
「お前が何を考えているのか知らないが……俺は知りたいんだ」
 レオはハヤトを説得するように言葉を紡ぐ。ハヤトも折れたようで「わかった」と決意したようだ。
「まずは名前だね……奴の名はヴァルス=レイ……」
「その名前は聞いたことあるぜ……」
 ヴァルスという人物の名前が出た瞬間レオの顔も一瞬にして暗くなる。
「ちょ、ちょっと二人とも? どうしたの?」
 シホは二人の顔が暗くなったのを心配して声を掛ける。
「あまり言いたくはないが……ヴァルスは史上最悪の黒魔術師なんだ」
 ハヤトは重い口を開いた。
「奴は外道の術を使うんだ……洗脳や死者を操る術とか色々とあるけど……やっぱり一番怖いのは洗脳かな」
 ハヤトの言葉に同調するように、レオが説明を付け加える。
「洗脳は人間……いや、生物までも支配する力だ……洗脳を受けてしまえば、どんな強い能力を持っていても奴の命令に従わないといけない……」
「洗脳自体は解除可能なんだけどね……だけど洗脳解除には洗脳の術をかけた術者よりも強い能力を持つ術者が居て初めて成立するんだ……」
 レオとハヤトは洗脳の恐怖を口で説明する。
「それじゃあ、どうすればいいの……」
 シホは不安そうな声音でレオとハヤトに訊く。
「まぁ落ち着けよ、誰も方法は無いなんていってないぜ」
 レオは少し落ち着いた様子でシホの不安を拭うように話し始める。
「洗脳は術者を倒しても解けるんだ」
「だから、国を元に戻すためにも、ヴァルスを絶対に倒さないといけない……」
 ハヤトもレオもさっきまでの不安そうな顔を一気に切り替え、軍人の顔つきになる。
「シホさん、申し訳ないですけど里に案内してくれませんか? 強行軍で進んできたので、隊員達の体調が心配ですから」
 ハヤトはシホに里へ案内するように頼む。
「ああ、分かった。何も無い所だがゆっくりしてくれ」
 シホは踵を返すとハヤトと隊員達を里の中へ案内した。
「レオ、後で話が在る」
 ハヤトはレオの隣を通り過ぎる瞬間に小声でそう囁く。レオも理解したようで「分かった」と小さな声で返す。
 ハヤトが里に入って数刻後ーーこれからの話し合いをするため、レオとハヤトはシホの小屋に集まっていた。
「レオ、国王軍が進軍してくるまでにどれくらい期間が在ると思う?」
 ハヤトはレオに問う。
「そうだな……大体の見積もりだと三ヶ月から四ヶ月だな」
 レオはすぐに答える。
「もう少し早く進軍して来るとは仮定できない?」
「仮定するとしたら最悪一ヶ月から二ヶ月だな……」
「一ヶ月の間に軍備の強化と練兵……これは結構厳しいね」
 ハヤトはレオの見積もりを聞いて大まかなスケジュールを考え出したようだ。
「ハヤト、お前厳しいって言ってもあの練兵内容なら一ヶ月は余裕だろ? 人狼の奴らが可哀想だぜ」
 レオは苦笑しながらハヤトに声を掛ける。
「レオ、何でそんなこと言ってるの?」
 シホはレオが何故苦笑を浮かべているの知りたかったのか、レオに問いかけた。
「シホ、何で俺が騎士団の中で二番目に強いって言われてたか知ってるか?」
「いや、知らない……」
「なら、教える必要が在りそうだ……それで多分俺が苦笑した理由まで繋がると思うからな」
 レオは一拍間を空け語りだす。
「俺とハヤトは幼なじみでな……騎士団見習いの頃に二人でトレーニングしてたんだ、だけどな……ハヤトの考えたトレーニングメニューが半端なくきつかったんだよ。騎士団学校のグラウンド三十周だろ、素振り千本だろ、腕立て伏せ百回だろ……上げたらキリねぇなこれ。今思えば俺よくあんなメニューこなしてたな……」
 レオは遠い昔を懐かしむような目で宙を見上げた。
「でも、それ途中で止めれなかったの?」
 シホはレオに訊いた。
「シホ、俺一回だけトレーニングさぼったことが在るんだ……」
 そういうレオの口調はさっきと打って変わって物凄く覇気の無い声だった。
「どうしたの?」
シホはレオの様子の変化に気がつく。
「シホ、これ言ったら多分絶対に引くと思うから言いたくないんだ……」
 レオは覇気の無い声のままそう言った。
「引かない、引かないから何があったか教えて?」
 シホは逆に興味を持ったようだ。レオも諦めたのか「仕方ない……絶対に引くなよ」と釘を刺し、話し始める。
「ハヤトの奴、サボった次の日から一週間くらいトレーニングのメニュー三倍に増やしやがったんだ……それ以来アイツのトレーニングは一回もサボった事は無かったな……」
「レオ……ごめん。流石に引く」
 シホは聞きおわった後にレオをバッサリと切り捨てる一言を放つ。レオはその言葉を聴くと「アハハハ」と乾いた笑い声を上げたあとガックリとうなだれる。
「シホ、レオをいじめてあげるのもほどほどにしときなよ」
 ハヤトはシホとレオのやり取りを見ていたらしく、物凄い恍惚の笑みを浮かべていた。
「レオ、燃え尽きるのもそろそろ止めにして、さっきの話の続きをするよ……立ち直れないっていうなら、人狼の人より十倍くらいのメニューこなしてもらうけど?」
「ひぃぃぃぃ、そ……それだけは勘弁してくれぇぇぇ」
 レオは悲鳴を上げながら物凄い勢いで顔を振り上げる。
「じゃあさっきの続きから、一ヶ月の間に練兵と軍備の強化をするには時間が足りなすぎるけど、軍備の方はレオの隊で何とかできるよね?」
 ハヤトは何か訳ありげにレオに問いかける。
「一ヶ月か……」
 レオはうつむいて少し考え込むが、すぐに顔を上げ「一ヶ月くらいなら何とかなるだろ」と言い切る。
「流石に決断が早いねレオ」
「うっせぇよ、俺の隊の内情をよくそこまで把握してたなお前」
「それも騎士団長の務めだよ、甘く見ないで欲しいね」
「流石に騎士団長様は違うねぇ」
「それは褒め言葉と受け取っとくよ」
 レオとハヤトは「ははは」と笑った。
「さて、レオと僕のやることは決まったから次はシホさんのやることだね」
 ハヤトはシホの方を向き話題を次へ進める。
「シホさんのやることは二つ。まずは人狼の猛者を招集すること、次にレオの隊を山岳地帯に在る鉱山に案内することかな」
「ハヤト、猛者を招集することは分かったんだけど何で鉱山が関係あるの?」
 シホはふと疑問に思ったことを質問する。
「えっとね、レオの隊の隊員達は大半が炭鉱夫だったり鍛冶屋だったり、言ったら悪いけど貴族が多い騎士団の中では珍しい隊なんだよね。まぁ僕の隊も言えたことじゃ無いんだけど」
「要するに、俺の隊の奴らに任せておいたら一ヶ月で軍備は完璧に揃えれるってことだ」
 レオがハヤトの言葉を要約してシホに伝える。シホも納得したようだ。
「じゃあ、すぐに召集かけてくるね」
 シホはそういうと小屋から出ていく。
「これからの戦いが俺達の命運を分けていくんだよな……」
 レオは小さく呟く。
「レオ……やるからには絶対に勝つよ。ヴァルスの好き勝手にはやらせない」
 レオの呟きが聞こえたのか、ハヤトも自分の決意をレオに伝え二人は顔を見合わせ頷いた。

第三話 天獄? 地獄? 恐怖の強化訓練

「ハヤト、レオ、皆集めてきたよ」
 数刻後シホが猛者たちを集めて帰ってくる。
「シホさんありがと。次はレオの隊の皆を鉱山に案内してあげて」
「分かった」
 シホはそういうとレオの隊を率いて山岳地帯に在る鉱山へ赴いていく。
「さて、残った皆は早速練兵をはじめるよ。まずは僕とレオを隊長とした簡易小隊を組むからね」
「分かれ方だが、俺が持ってる箱の中にレオと書いた紙とハヤトと書いた紙が入ってある。それぞれ一枚ずつ引いて、名前が書いてある隊に行ってくれ。」
 レオはそういうと、人狼の猛者たち一人一人をまわり紙を引かせる。
 数分後にはレオとハヤトの簡易小隊が完成していた。
「じゃあ早速練兵内容を伝えるね……とりあえず最初は両小隊とも里の中を三十周位して貰おうかな、流石にレオと訓練してた時みたいにしたら皆すぐに音を上げちゃうから、最初は十周するのを三本で許してあげる」
 ハヤトは物凄い笑みを浮かべてとんでもない内容を言いあげる。これには流石の人狼族の猛者たちも悲鳴を上げるがその隣ではレオだけが苦笑を浮かべていた。
「流石ハヤト相変わらずの鬼畜内容だな……」
「レオ、何か言ったかい?」
「いやいや、何も言ってないぜ(危ねぇ、もうちょっとで人狼の猛者達よりきつい訓練をさせられてたぜ)」
「仕方ないなぁ、レオそんなに訓練したかったのかぁ、じゃあレオだけ特別な内容だねっ」
「ちょ、ちょっと待てハヤト、何でいきなりそうなるんだっ」
「いや、一人だけ訓練できないでウズウズしてるんじゃないかなって思ったからさ」
「お前なぁ……一応聞くがやらないと言ったら?」
「もちろん昔みたいに三倍だよ?」
「だよな……」
 レオは一瞬だけ嫌そうな顔をするが、ハヤトに悟られれば酷い目に会うことを理解している為、即座に真剣な表情に戻す。
「じゃあレオは、里の中を三十周を三本やって貰おうかな」
「ハヤト、一つ言っていいか? 俺に死ねと?」
「そんなはず無いよ? レオならきっとやってくれるからね」
「うっ……そこまでお見通しかよ」
「何年間一緒に訓練したと思ってるのさ」
「まぁそうか」
 レオとハヤトはお互いに微笑みあう。
「皆、準備はいい?」
 レオとの訓練内容の話を切り上げると、ハヤトは長剣を鞘から抜き放ち「じゃあ、僕がこの剣を振り下ろしたらスタートしてね」と一声掛けると、瞳を閉じる。
「よーい……スタートッ」
 ヒュンと刃が風を切る音が辺りに響き渡ると同時に、レオと人狼の猛者達が一斉に駆け出す。端から見たら、一匹の獲物に対して複数の狼が群がっているようにも見える。
「レオも皆も頑張るなぁ、僕も次を考えないとね」
 ハヤトは一人、次の訓練内容を練り始めた。

 ――三時間後
「ハーッ、ハーッ、ハーッ」
「お疲れ、レオ」
 息切れして帰ってきたレオにハヤトは労いの言葉を掛ける。
「ハァッ、お疲れ……じゃねぇよ……マジ…死ぬかと思ったぞ」
「でも皆が十周する間にレオは三十周走ったんだよね?」
「あたりまえだろ……と、とりあえず水をくれ」
「はい、ってあれ?」
「どうしたんだ? ハヤト」
 表情を曇らせたハヤトにレオは理由を聞く。
「いや、あの、水忘れたみたい」
「な……なん、だと」
「レオ、その返しは古いと思うんだけど」
「うっせぇよ、水忘れといてそれは無いだろ」
「ごめんって、でも今からお昼の休憩入れるから、そのときでもいいでしょ?」
「ああ、とりあえず水分補給できるならな」
「じゃあ、号令掛けとくね」
 ハヤトは微笑むと振り返り「今から一時間ほど休憩入れるからそれまでに昼食や仮眠とか取っといてよ、昼からの方が厳しいから、覚悟しておくように」と全体に号令をかける。
人狼の猛者達は「やっと終わった」、「昼からこれよりきつくなるのか」と言いながら解散していく。
「レオも休んどいてね? お昼からのメニューも他の人の三倍はこなして貰うから」
「うげ、マジかよ……お前それ俺に死ねといってるようなもんだぜ」
「きっとレオなら出来ると信じてるよ?」
「いやいやいや、何で疑問系にしたんだよ」
「え? だってレオだから」
「意味が分からないぜ、分かりやすいように説明してくれ」
「え、やだ、めんどくさい」
「おい、そこの駄目騎士団長」
「ほぉー、レオの口からそんな単語が出てくるとはねぇ……お昼からの訓練、レオだけ他より十倍して貰おうかな、腹立つし」
「ハヤト、一つ聞きたいんだが……昼からどんなことする気なんだ?」
「えーと、とりあえず基礎からだからお昼からも走ってもらうつもりだよ? 午前中は十周だったけど、午後からは二十周してもらう予定」
「つまり、昼から十倍の訓練ってことは……俺だけ三百周走れってことか?」
「そうなるね、流石に僕も鬼じゃないから一時間で十分は休憩させてあげるよ。それでも三時間で三百周はしてもらうけどね」
ハヤトは無邪気な笑みを浮かべる。レオもそれにはため息をつくばかりだった。
「とりあえず昼行こうぜ……腹減りすぎて動けねぇ」
そう言うとレオは立ち上がりハヤトに手を差し伸べ、ハヤトもその手を取り立ち上がる。
「そだね、シホさんがお昼作ってくれてたらいいけど……作ってくれてなかったらレオ炊事よろしくね」
 ハヤトはレオに向かって満面の笑みを浮かべてそう言い放つ。
「お前なぁ、普通なら疲労が溜まってる奴に向かって炊事を頼まないよな? というか……お前まだ炊事自分で出来ないのかよ、前に一回教えたはずだよな」
「いやだって……めんどくさいし、騎士団だったら食堂があるからそこで済ませれるしね」
 ハヤトは自分が炊事を出来ないことを「めんどくさい」の一言で片付けるのに慣れているらしく、レオの言葉攻めも意味を成さないようだ。
「とりあえず、小屋に帰ろうか」
「おう……なんか不完全燃焼だけどな」
 レオとハヤトは二人揃って小屋へと歩き出す。

「おかえりー、だいぶボロボロだねぇ……特にレオが」
シホはお昼を作ったままの格好でレオ達を迎え入れる。シホは白の衣にピンクの生地に白い水玉をあしらったエプロン着ており、身なりからして良く似合っている。
「ただいま帰ったぜ……ハヤトの奴相変わらず鬼畜訓練で死ぬかと思った」
「僕の訓練をきっちりとこなすのが律儀なレオらしいよね」
 ボロボロのレオをハヤトが弄りながら小屋の中に入る。
「とりあえず、ご飯できてるから先に食べよう。配膳は済ませてるからテーブルに着いてね」
 シホはそういうとテーブルに招く、テーブルの上には肉のミートソース煮や野菜サラダ、色とりどりのドレッシング等が並び質素だがどこと無く豪勢な雰囲気を醸し出している。
「おう、腹減りすぎて死ぬところだったぜ」
「レオ、とりあえずがっついたらかっこ悪いからね?」
「わかってるよ……」
レオが食べるのを静止するようにハヤトが口で釘を刺す。レオもそれをおとなしく聞き入れシホがテーブルに着くのを待った。
「それじゃ、いただきます」
「「いただきます」」
 シホの合唱に続いてレオとハヤトも合唱する。
「で、朝はどんな訓練をしたの?」
 食事中唐突にシホがそんな話題を振る。
「朝は、里の中を十周×三本してもらってたんだ、ちなみにどこかの誰かさんは三十周×三本だったけどね」
 ハヤトはレオをちらりと見て、シホの問いに答える。
「ウチの里の子達にも容赦してないねハヤト……」
シホは里の猛者たち同情するような声でハヤトに言った。
「それは褒め言葉として受け取るよ」
 ハヤトは満更でもないらしい。少し頭を掻きながらそう言った。
「俺は好きで三十周×三本した訳じゃないからな……」
 ハヤトがシホの問いに答えた直ぐ横でレオはボソッと呟く。
「レオなんか言った?」
「いだだだだだ、耳を引っ張るな耳をっ」
 レオがボソッと呟いたのが聞こえたのかハヤトはレオの耳をものすごい力を込めて引っ張る。おかげでレオはものすごい涙を浮かべていた。
「お前なぁ、いつも人の耳を引っ張るってのはどういう了見だ」
「いや、だってレオの耳って結構掴みやすいから引っ張りやすいのに」
 レオは狼の如くハヤトに対しガルルルと牙を向くが、ハヤトは気にせずにあしらう。
「それはそうと、食べないと冷えておいしくなくなっちゃうよ?」
 シホは二人を制するように言葉を発する。それには流石の二人も反論できるわけもなく、借りてきた犬のようにおとなしくなる。
「それじゃあ、食べるときだけはゆっくり食べよう? ね?」
「「は、はい……」」
シホの有無を言わせない静かな声にレオとハヤトはすごすごと引き下がる。そんな二人の様子を見てシホは満足げに頷く。この時初めて屈強な戦士たちをシホが何故纏め上げることが出来たのかをハヤトとレオは理解した。 
「じゃあ、もう一回いただきます」
「「い、いただき……ます」」
 再度合唱を行い、三人は料理に手をつける。 
「相変わらず、この野菜サラダうめぇ」
「このミートソース煮も絶妙な味付けで美味しいよ」
「ホントっ、よかったぁ……そのお肉も野菜も全部里で採れたものだから、レオは気に入ってくれてるのは知ってるけど、ハヤトが気に入ってくれるか心配だったから」
「俺が気に入ったものをハヤトが気に入らないわけないだろ? 俺とハヤトは生まれも育ちも同じ村だったんだからな」
 シホは、ハヤトが里で採れた食材を気に入らなかったらどうしよう、と言う心配が合ったようで、ハヤトの口から美味しいの一言が出た途端、顔を輝かせ満面の笑みを浮かべ、それを見たレオは横からチャチャを入れる。
「でも、少しレオが恨めしいかなぁ……騎士団を離れて一ヶ月の間こんな美味しい素材で作られた料理を食べてたなんて……騎士団の食堂で出てくる料理なんてただの精進料理だから、味気も無いし、これといって美味しいものもなかったしね」
 ハヤトはレオが騎士団を抜けた後一ヶ月の間のことを思い出し、口に騎士団食堂への不満とレオへの愚痴を漏らす。その隙にレオがハヤトの皿からミートソース煮を「ハヤト、食わないんだったらそれ食ってやるよ」と言って攫っていく。それに腹を立てたハヤトは、「馬鹿っ、僕が肉を最後に残しといて白米と一緒に食べるのが好きなことはレオも知ってるでしょ、食べ物の恨みは恐ろしいということを思い知らせてあげる」と武器を抜き放つ。
 二人が食卓を挟んで武器を抜き放ち構え一触即発の状態が続き、そのままお互いに切り掛かろうとしたときだった……パァンという乾いた音と共に、レオとハヤトが同時に吹き飛び壁に激突する。一瞬のことだったので二人とも目を丸くして自分たちに平手打ちをしたであろう人物を見る。
「ねぇ? さっきも言ったよね? 食事中くらい静かに食べよう? って……私との約束を守れないんなら、この里の奥地にある帰らずの森林に武器とか身ぐるみ無しで放り込んであげようか? ウフフ」
 シホは物凄く凄みを浮かべたドス黒い笑みで二人を見下ろす。
「「す、すみませんでした」」
 いくら数々の戦場を潜り抜けてきた二人とは言え、身ぐるみを剥がれて帰らずの森林に放り込まれては生きて帰れないということを悟ったのか、おとなしく武器を収め食卓へと戻る。
「やっぱ二人とも物分りが良くて助かるよ」
 その後「エヘヘ」と満面の笑みを浮かべ食卓に戻るシホと「絶対にシホに歯向かわないようにしよう」と決意を固め食卓でおとなしくしている騎士団上位二名という奇妙な構図になった。その後は何事も無く食事が終わり、つかの間の休憩時間となる。

――その三十分後
「皆、お昼はゆっくり出来たかな? それじゃあ午後の訓練を始めるよ、ちなみに内容は午前中と同じだけど訓練量は二倍、つまり里の中を二十周を三本やってもらうからね、例に挙げたら悪いけど、レオには午前中の十倍つまり百周は走ってもらうから、皆負けないようにね」
再び広場に集まった面々に対しハヤトが指示を出す。その指示に対し人狼の猛者たちは「午前の二倍とは、俺たちを殺す気か」や「もう走りたくないよパパン」等様々な呟きが出る。
「走りたくないんだったら、休んで良いよ? その代わり、今日レオの倍……つまり二十倍の訓練をするならね」
 ハヤトは物凄く眩しいくらいの笑みを浮かべ、さらりと物凄い無理難題を言い放つ。それには「走りたくない」といっていた者たちは青ざめ「午後から地道に頑張ったほうが地獄を見るにしてもまだマシだ……」と言い始める。
「それじゃあ皆覚悟が決まったみたいだね、じゃあスタートいくよ……」
 ハヤトは鞘から武器を抜き放つと上段に構える。直後ヒュンと言う風を切る音が鳴り響くと同時に地を蹴る足音が鳴り響く。
「さすがに脅しすぎたかなぁ、まぁきっと皆だったら何とかなるよね?」
 黒く遠ざかっていく皆を見つつハヤトは一人、風にかき消されるほど小さな声で呟いた。
――数刻後
「こ……これ……で半分……だ」
 今にも死にそうな声を出しながらレオがスタート地点に戻ってくる。人狼の猛者達は未だ二十周と半分つまり三十周くらいしか走っていないのに対し、レオは三百周の半分つまり百五十周を走った計算になる。これは凄まじいスピードだった。
「お帰りー、そろそろ水分補給しないと脱水症状で死んじゃうよ?」
「あ、あ……そう……だな」
「無茶もほどほどにしておきなよ?」
「どこの……誰、だよ……無茶させるようなもの、考えたのは……」
 ハヤトはレオの身を案じながら水の入ったボトルをレオに手渡す。レオは愚痴を零しながらもボトルを受け取り、中に入っている水を一気に喉の奥へ流し込む。
「ふぅ、生き返ったぜ……」
「レオ、多分これ僕だけが思ったことじゃないんだけど……さっきまで死に掛けてた人がたった一リットルの水だけでそこまで復活するのはどうかと思うよ? というかレオの身体がどうなってるのか物凄く不思議に思えるよ……」
「なんだよ……流石に干乾びかけてた人間に少しでも水分与えれば普通は息を吹き返すだろ? それと同じ原理だ」
「いや、それでも普通は二リットルくらい飲まないときつくない?」
「そんなのは俗に言う『個人差があります』で全て片付けれるだろ……とりあえず残り半分全力で駆けてくるぜ」
 そう言って、レオは脚部に力を溜め込むと大地を蹴り駆け出す。レオが全力を出して駆け出したためか、辺り一面には砂塵が舞っていた。
「さっきレオが『個人差があります』で全て片付くとは言っていたけど……レオのあの体質って普通なら個人差で片付かないものだよね……」
 ハヤトは遠くで舞い上がる砂埃を眺めながら一人疑問を呟いてみる。どこからかレオの「気にしたら負けだぜ」という言葉が聞こえたような気がした。
ーー更に数刻後
 スタート地点に、ぼろぼろになった人狼の猛者達と、またも死に掛けているレオの姿があった。
「皆お疲れ様、とりあえず今日はここまでだよ」
 ハヤトのこの号令は、ぼろぼろになった人狼の猛者たちを元気付けるには良い一言だったらしく、さっきまで死にかけてた猛者達は一瞬にして元気を取り戻したかに見えたが「ふーん、まだ余裕がありそうだね?」と言うハヤトの一言が余りにも冷たいものを含んでいた為か、元気だった猛者達は一瞬にして沈み込んだ。
「とりあえず基礎体力を付けてもらうから、明日の朝も同じようにやるからね、覚悟しておくように……それじゃ、解散っ」
 解散の一声と共に、猛者たちはそれぞれ散り散りになって帰っていく。あるものは家で帰りを待つ妻や子供の下へ、またあるものは里にある酒場へ、そしてまた在るものは本来の仕事をしに戻り……さっきまでの緊迫した空気ではなく、いつもの穏やかな里の空気へ自然と戻っていた。
「レオ、初日の手ごたえはどうだった?」
 ハヤトは、猛者たちと共に訓練をしていたレオに話しかける。
「そうだな……初日としては上々だと思うが……皆、何の為の基礎体力かは理解できてないだろうな」
 レオは率直な意見をハヤトに述べる。
「まあ、今に判るようになるよ……きっと」
「そうだな……あと一か月で防衛力の強化と戦闘能力の強化……課題は山積みだが」
 レオはフッと笑って天を仰ぎ「なんとかなるだろ」と言い、ハヤトも「そうだね」と言う。二人が眺めていた空は夕焼けで赤く染まり、黒い大きな鳥が3羽ほど飛んでいくのが見えた。

追記コメ返
[ 2013/09/22 21:21 ] 雑記+その他 | TB(0) | CM(0)




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