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ネタは放り投げるもの

中の人:どもどもー毎度おなじみ中の人ですよー
中の人:ネタがありすぎてどれからネタにしようかと思ってたら時間が経ちすぎてました(

中の人:今回に関してはPSO2要素ゼロ、雑記部類に分類されます、まぁ雑記とは言っても拙い創作なんですがね
続きは追記で、読む気なんてないよって人はそのままブラウザバックでw

第四話 模擬戦闘

 レオとハヤトが訓練を始めて二週間ほど経過したある日の事……いつものように人狼の猛者たちは広場へ集まる……しかし彼らは目の前で繰り広げられる光景に見とれるしかなかった
彼らが目にしたのは猛々しくも何処とない美しさを持ったレオとハヤトも模擬戦闘だった。いつから行っていたのかは定かではないが、二人は土埃まみれで少し肩で息をしているようにも見える。
「もう疲れたのかい? レオ」
「まだまだ、これくらいだと全然余裕だぜ」
 そういうとレオは左手に構えた刀を右袈裟に切り上げる。ハヤトは構えを解かずそれをいとも簡単に受け止め横に受け流す。
「流石は防御に徹せば強いな……俺の刀が届かないぜ……」
「何を言ってるんだい……攻めに徹せば防御をいとも簡単に砕くレオだね……受けるだけでも精一杯だよ」
 二人は互いを褒め称え構えなおす。
「それじゃあ、そろそろ時間だし、一気に決めようか?」
「望むところだ……」
 レオは右手に構えた刀を中段に、左手に構えた刀を下段に構え体勢は右半身になる。ハヤトは身の丈ほどある長剣を脇構えの構え(右足を引き身体を右斜めに向け刀を右脇に取り、剣先を後ろに下げた構え方)で構える。
 あたり一面が静まり返り、一陣の風が吹き抜ける。
「「いくぞっ」」
 レオとハヤトは同時に地を蹴り、お互いの間合いへ入り込む。一見すればリーチの長いハヤトのほうが有利に見えるが地を這うように駆け込むレオには速度という強力な武器があるため実力は均衡しており、一瞬で振りきられたハヤトの長剣と突きだされたレオの刀が接触し、競り合っていた。
「流石だねっレオ」
「ハヤトこそ、俺のこの型を簡単に受け止めといて良く言うぜ」
 ギャインッと言う金属の摩擦音を伴ってレオとハヤトは間合いを取り何度も刃を打ち込む。その動きは舞を舞っているように見え、動きに合わせ閃く刀は白銀の軌跡を描き出し、あちこちで火花を散らす……。
「この一撃で決めるよ……」
 ハヤトはそう言うと長剣を左上段に構える。「それはこっちの台詞だぜ」
 レオも右手の刀を中段に、左手の刀を上段に構え、ハヤトに相対する。
「「はぁぁぁぁぁっ」」
 二人は同時に突撃し刃を振りぬく。ハヤトは上段から袈裟掛けに切り下ろし、その反動を利用して刃を水平になぎ払い、レオは左の上段に構えた刀を振り下ろすと同時に身体を捻り右に持った刀を切り上げる。それは一瞬の出来事であったが、お互いの斬撃を相殺しあい、キィィィンと言う澄んだ金属音が辺りに鳴り響いた。
「今日の所はこの位で良いかなぁ、またレオに勝てなかったね」
「馬鹿言え、これで三千三百戦百勝二百敗三千引き分けだぜ……しかも、俺相手に出し惜しみなく全開の奥義叩き込んできやがって」
「それは、レオも同じでしょ? 『龍牙の型』と『奏臥の型』の二つを出し惜しみしなかったじゃないか……」
「まだ、最終の型『葬濤の型』は完成していないからな……さっさと完成させたいところだぜ」
「僕も、師匠から学んだ最後の奥義を会得しないとね」
 二人は微笑みあうと、刀を鞘に収める。
「さぁ、今日もビシビシしごくから覚悟しといてね」
 ハヤトの一言で今日も一日訓練が始まる。二週間経つ間にレオはいつも通り死に掛け、猛者たちはレオに負けじと訓練に取り込むようになっていた。

 訓練も終わり解散したその日の夜、ハヤトとレオは満天の星空を眺めながらこれからの訓練を話し合っていた。
「そろそろ、アレやってもいいと思うんだけど」
「アレはまだ早くないか? もう少し期間は欲しいが、やはり時間が足りないか」
「でも、アレが一番効率良いからね……」
「まぁ、そこら辺はお前に任せるぜ、ハヤト」
「レオならそういうと思ったよ、それならまず武器の調達からだね」
「そこは、俺の小隊の奴らが準備はしてくれるだろ」
「何時からアレは実行できそう?」
「そうだな……今から準備すれば明日の午後には出来るはずだぜ」
「それじゃあ、今すぐ手配お願いできる?」
「ああ、お前の頼みとあれば直ぐ動いてくれるだろう」
「じゃあ、よろしく頼むね」
「おう」
 そういい残すとレオは暗闇の中へ帰っていく。一人残ったハヤトは天へ向かい「アレが成功すればいいな」と囁くように言葉を紡いだ。
 翌日、午前の訓練を終わらせたハヤトの元にレオがやってきた。
「おかえり、早かったね」
「なんとか間に合ったぜ……これで午後からはアレができる」
「レオ、目の下クマになってるよ?」
「あいつ等だけに作業やらせるわけにはいかないからな、俺も今まで手伝ってたって訳だ」
「レオらしいと言えばレオらしいんだけどさ……でもこれで用意は整ったんだね」
「ああ、とりあえず午後まで俺は一寝入りさせて貰うぜ……」
 レオは「ふわぁ」と欠伸をし、その場に倒れこんでいびきをかき始める。暖かな日差しがあたりを包み込み、穏やかな風がそよぎ良く眠れそうな雰囲気の中の出来事であった。
 その日の午後、騎士団の装甲に身を包んだレオとハヤトは猛者たちに対して
「今日から、基礎訓練を終了して実戦訓練に入るよ」
昨夜、レオとハヤトが話していた「アレ」とは模擬戦のことであり、レオは昨夜から猛者たちの武器を一つ一つ測量し、模擬戦闘用の武器を作り上げていたのだった。
「今からお前らに武器を配布するが、その武器は殺傷能力のないものだ。そのかわり身体への打撃時に蛍光塗料が噴出される仕様になっている」
「蛍光塗料が付いた人は潔く申告するように、もし蛍光塗料が付いた人が不意打ちした場合、不意打ちした人は普段の十倍の基礎訓練をしてもらいます」
「まぁ、そんなことはないだろうけどな」
 二人は、猛者たちを一人一人回り武器を配布していく。
「それじゃあ、レオの隊は里の防衛を僕の隊は里へ進攻する状態で模擬戦を行うよ。明日はレオの隊が進攻、僕の隊が防衛っていう感じでローテーションをしていくからね」
 ハヤトはそういうと、馬に跨り小隊を引き連れ里の外側へと出ていく。
「一応言うが、ハヤトは攻め手数多の策士だ。そこだけ気を付けろ」
「とりあえず言っとくね、レオは防衛に関しては殆ど能力がないといってもいいけど、正面で戦うとなれば話は別だよ……攻勢面では凄く統制のとれた戦闘をしてくるからね」
 二人の思いが交錯し、今まさに模擬戦が始まろうとしていた。
 切り立った崖と里の中を強風が吹きぬける。その風が口火となり、ハヤトの小隊は里へ突撃を開始する。
「来たぜっ、まずは部隊を左右に展開、それから中央には槍を持った兵を配置しろ、急げっ」
 レオはハヤトの攻め手を読み部隊を拡散し防衛ラインを引く。
「さすがにレオは一筋縄じゃいかないみたいだね……突撃した部隊を撤退させて、その撤退している部隊の中を僕と騎士団のメンバーが攻め込むからその隙に、レオの部隊の後ろを取って」
 ハヤトの戦略も鮮やかなもので、レオの防衛ラインの展開と同時に部隊を退かせ、防御の手薄な後ろを取る戦法に出る。
「ハヤトの奴、兵を退かせたって事は自身が強襲して別働隊で奇襲してくるつもりだな? 防御左右の防衛ラインの部隊を後方援護に、中央の槍兵はハヤトの強襲に備えて部隊を展開しろっ、俺も中央の防衛ラインに入ってハヤトを止める」
 レオはハヤトが兵を退いたのを奇襲と踏み即座に展開していた部隊に指示を出す。それと同時に自身は中央に走りこみ、ハヤトの進軍に備える。
「来たぞっ」
レオの声に反応したのかと思うようなタイミングで「ヒヒィィィン」という馬の嘶きと共に、地を蹴りながら進んでくる部隊が現れる。
「予想通りだ、中央の部隊はそのまま進軍、残りの部隊は後ろからの奇襲に備えろ」
 適格に指示を出すレオを見て、ハヤトは「いつの間にレオが防衛に詳しくなったのか知りたい所だけど……」と言い進軍の速度を速める。
「切り込むぜっ」
 レオは腰に佩いた刀を抜きながらハヤトに向かって一直線に走りこむ。
「レオが突撃してきた……か、とりあえず僕が一騎打ちに持っていくから、ほかの皆は防衛ラインを突破しに行って」
 ハヤトはレオの動きを見て、突撃部隊に指示を出す、それと同時にハヤトも馬から降りると鞘から長剣を抜き放ち、レオに突撃する。
 殺傷能力のない武器のため「バンッ」という音と共にレオとハヤトの武器が競り合う。
「まさか、レオが兵法に通じてるとは思わなかったよ」
「俺だって、お前と居たら嫌でも兵法の一つや二つくらい覚えるぜ」
「ふふ、何でだろ……またレオと模擬戦闘を行うのに楽しみを感じてる」
「奇遇だな、俺もだ……今回は前と違って武器に殺傷能力が無いからな、冗談抜きで全力全開で勝負出来るからだろ」
「そうだね……この模擬戦闘を通じて、僕たちの最後の奥義を体得したいところだよ」
「ああ、そうだなっ」
 レオは短い言葉で話しを区切ると、右手に構えた刀を横なぎに振るう。レオの左手の刀を受け流すような動作でハヤトは武器を引き、横なぎの斬撃を受け止め、そこから更に沈み込みながらレオの足元を狙うように斬撃を放つ。レオはそれを飛び上がって回避すると同時に左手の刀を切り上げ反撃するがハヤトは既に回避しており空振りに終わる。
「さすがハヤトだぜ……ここまで段取りしても一撃も入らないとは」
「レオこそ、僕の一撃を軽く避けといてよく言うよ……」
 辺りでは未だに戦闘が続く音がしている。武器同士がぶつかる音、お互いの小隊の声……だがそんなものを気にしないように、レオとハヤトの周りだけは静かな雰囲気が漂っていた。
「最後の奥義やっと感覚が判ったよ……レオ、今回は僕が勝たせて貰うね」
「誰が、お前には絶対負けないからな……未完成だが見せてやるぜ、俺の最後の型『葬濤の型』をな……」
 そういうとレオとハヤトは間合いを取る。それはお互いの刃がすぐに届く範囲……つまり「一足一刀の間合い」と言うものだ。
 辺り一面の音が消えたような錯覚をする程静かな雰囲気の中、レオは左手の刀を逆手に持ち右手の刀を水平に構え上体を沈めこみ目を閉じる。ハヤトは長剣を中段に構え、右半身の体勢を取り、足に力を込める。数秒の硬直が数時間に感じれるような静かな時を経て、二人同時に動き出す。
「はぁぁぁぁぁぁぁあ」
 レオは突撃すると同時に掛け声と共に左手に構えた逆手の刀と右手の刀を切り上げるが、ハヤトはそれを流れる様な体捌きで回避し次の動作に備える。
「流石ハヤトだな……いとも簡単に避けてくれるじゃないか、だがこの型は一段だけじゃないぜっ」
 レオはそういうと右の刀を水平に薙ぐと同時に左手の刀を器用に空中で持ち替えると右手と同じ様に水平になぎ払うが、ハヤトは体を少し後ろに引き回避する。
「ヒヤヒヤさせる攻撃だね……それじゃあこっちもそろそろ本気で動こうかな」
 そういうとハヤトは半身の状態からレオに向かって突撃し、沈み込みながら左袈裟に切り掛かる。更にその体勢を利用して一回転を伴い横なぎに長剣を振るう。身体の回転を利用した分速度が上がり回避するのが困難と見たレオは同じく身体の回転を利用して両手の刀を十字に構え防御する。「パァァァン」と辺りに響く接触音。
「ふっ、流石レオだね……この回転を加えた一撃まで受け止めるなんて」
「馬鹿言え、こっちだってギリギリだったんだぜ……一瞬の判断で逆回転を加えた防御法を思いつかなかったら負けてたからな、だがこれで完成しそうだぜ……最後の必勝型『葬濤の型』がな」
 レオは微笑み、防御している刀を押してハヤトの長剣を弾き反動で後ろへ跳躍し左手を逆手に右手を中段に構え上体を沈み込ませる。それに対してハヤトも再度長剣を中段に構えると右半身の体勢を取る。
「勝負は一瞬だぜ」
「それはこっちも同じだよ」
 レオとハヤトはそういい終わると同時に駆け出す。レオは右足を軸に回転すると同時に左手の刀で足元をすくうようになぎ払うがハヤトは予想していたのか長剣を地面に突き刺しレオの刀を受け止める。
「っち、読まれてたか……仕方ないなっと」
レオは更に回転の速度を利用して右手の刀を切り上げ追撃する。それと同時にハヤトも長剣を地面から引き抜いて上体を沈み込ませながら左袈裟に切り下ろす。刹那「スパン」という心地のよい音と共に二人の甲冑に蛍光塗料の後が奔る。
「あー、また引き分けか……」
 レオは頭を掻きながらハヤトに向かって微笑む。
「これで三千三百一戦二百勝百敗三千一引き分けだね」
「俺は百勝二百敗三千一引き分けだぜ」
「でも、完成したんでしょ? 『葬濤の型』は」
「ああ、そういうお前こそ最後の奥義体得できたみたいだな」
「レオのお陰とは言いにくいけど、おかげさまでね」
「俺が『葬濤の型』を会得出来たのはハヤト、お前のおかげだ……恩に着る。ありがとう」
 レオは、ハヤトに向かって頭を下げる。ハヤトも困惑した表情を取っていたがレオの気持ちを組して「こちらこそ、ありがとう」とレオに頭を下げた。その後二人は握手を交わし、「これからも頼むぜ相棒」と微笑みあう。
 その頃には模擬戦闘もほとんど終わりかけており、結果としてはレオの小隊がハヤトの小隊の奇襲を打ち破り里の防衛に成功、指揮官二人は相打ちという結末を迎える事となった。
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[ 2014/11/13 07:42 ] 雑記+その他 | TB(0) | CM(0)

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